ニュー・エイジ・イングリッシュ・スクールの歩み | |||
法人組織の学校としての歴史は長くありませんが、その設立に向けての動きは1989年にさかのぼります。 | |||
ブリスベン生まれのオーストラリア人、メアリー・トンプソンは、ブリスベンにあるグリフィス大学で日本語の学士号を修得した後、1989年に三重県桑名市の英会話教室で働き始めました。友人からメアリー・トンプソンの仕事先を探す様に頼まれていた田代が知り合いの英会話教室のオーナーにメアリー・トンプソンを紹介した事がきっかけでした。 | |||
田代三恵は、学生時代には既にマスメディアの仕事をしており、教員資格をもっていることから三年間はNHK教育テレビで障害をもつ子供達に、歌や踊りを使って、いろいろな動作や言葉を教えました。その後、東海テレビで、科学番組の司会を5年間務め、東海テレビから「感謝状」が与えられました。仕事で世界の国々を訪ねるにつけ、彼女は今後、日本人には英語の能力を身につけることがとても重要なことだと思うようになりました。そして、桑名に移り住んでからも一層熱心に英語の勉強に打ち込みました。そんな彼女の家には英語に興味を持つ仲間が集まり、何人もの外国人教師を招いては共に英語を学んでいました。 | |||
その頃メアリー・トンプソンは、ブリスベンとはまったく気候の違う日本でよく風邪をひきました。仕事先を紹介した田代はそのメアリーをサポートすると共に、日本語の発音・漢字・御花・御茶などの初歩を教えました。こうしてメアリーは1年間のうち9ヶ月間を田代家で過ごすことになりました。 | |||
その後、メアリーはオーストラリアに戻り、クィーンズランド大学の教育学科で日本語と一般歴史を専攻し教育学の勉学に励み、教師資格を取得しました。卒業後すぐ、ブリスベンでよく知られる私立女子校のモートンベイ・カレッジで日本語学科の責任者として働き始めました。そこで働いていた6年間も、日本に住む田代との親交は途切れることなく、互いに励まし合い語学の勉強を続けました。 | |||
この頃になりますと、田代はグループレッスンからプライベートレッスンに移行し、発音に厳しい外国語学部の教授から授業を受けるようなっていました。この先生に勧められて、1996年から御近所の小学4年生の少女に英語を教え始めました。(その少女は、三重県内でも有名な進学校にすすみ、現在は、南山大学を卒業し、愛知学院大学の大学院で、英語教育についての論文を書いています。)それからは口伝えで生徒が増えてゆき、数年後には十二名の生徒が授業を受けるようになりました。歌を歌ったり物語を読んだり、会話は自宅のリビングにあるものを使い、英語がとても身近なもので楽しいものだという事を伝えるようにしていました。 | |||
一方メアリーはカソリック女子学園の運営に携わっている日本人の修道女に招かれて、宮城県仙台市の聖ウルスラ女子学院の中学校と高等学校で三年間、英語教師として働き始めました。 | |||
この間メアリーと田代はよく日本の英語教育について語り合う事が多く、共に、生徒の成長をみつめ、それが自らの喜びとなる様な英会話スクールを持ちたいと考える様になりました。それは発音・文法・リスニング・オーラルをバランスよく取り入れ、しかも楽しく勉強できる環境を作りたいという夢でした。 | |||
それが現実となったのは1999年9月のことです。メアリーは仙台を離れて桑名に移り、田代と共に「ニュー・エイジ英会話教室」と名前をつけ、一回目の広告で集まった生徒を含め、25名の生徒に英語を教え始めました。この頃2人は田代家の和室で授業を行っていました。 | |||
2001年4月の新学期には、生徒募集の広告に応じて多くの生徒が集まり、生徒数は70名になりました。2ヶ月後の6月には、名前を「ニュー・エイジ・イングリッシュ・スクール」と変更して正式に法務局に登録しました。そして全く偶然にも、田代の家の向かいにある2階建ての家が売りに出され、そちらへ学校を移すことになりました。2001年8月、生徒76名とウェイティングリストに登録された42名と共に「有限会社ニュー・エイジ・イングリッシュ・スクール」が出発しました。 | |||
このスクールに来ている生徒の紹介でここの生徒になった人々はもちろんのこと、ウェイティングリストに名前をのせて入学を待っている段階の生徒がまたその知人を誘うという形で生徒数が一気に増えました。2002年6月までの間に生徒数は130 名となり、新たに2人のスタッフが加わりました。2003年には教師の資格を持つ外国人は3名となり、生徒数も190名になりました。 |
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児童英検・英語検定の会場でもあり当スクールの生徒は気軽に英検を受け 良い結果を出しています。またISEという留学組織の認定校でもありますので、オーストラリアへはすでに留学生も送っており、新たに2003年からはカナダへの留学もできるようになりました。また、マイカルでのイベント等を通してこの大山田団地の英語教育に貢献してゆきたいと思っております。 | |||
現在は210名の方々にお出で頂いております。水準の高いしっかりとした英語教育が行われているという周囲の方々の評価が定着しつつある今、有限会社ニュー・エイジ・イングリッシュ・スクールは優秀なスタッフを揃え、教育内容の 更なる充実を目指しています。 |
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